植物ときもの 〜梅雨の晴れ間に楽しむ装い〜 – 兵庫丹波・京都舞鶴で前結びのことなら和み着つけ教室【公式】きもののほそみ

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2025/06/16

植物ときもの 〜梅雨の晴れ間に楽しむ装い〜

雨に濡れた葉の緑、しっとりと咲く紫陽花(あじさい)や花菖蒲(はなしょうぶ)。6月は雨の多い時期とはいえ、その美しさにきものが映える季節でもあります。雨の合間の晴れ間を狙って、季節の植物にちなんだ装いで、自分らしいきもの時間を楽しんでみませんか?

 

 

6月の植物ときもの

この時期におすすめなのは、雨や水を感じさせるモチーフや、涼やかな色使いのきもの。控えめながらも印象的な植物の柄が、6月の空気感にぴったりです。

・紫陽花(あじさい)

色が移ろうことから「移り気」という花言葉もありますが、見る角度や光の加減で表情を変えるその姿は、きものにもぴったり。淡い青や紫を取り入れたコーディネートで、しっとりとした雰囲気を楽しめます。

・花菖蒲(はなしょうぶ)
優雅で凛とした佇まいの花菖蒲は、6月の代表的な花。繊細なタッチで描かれた花菖蒲の柄は、涼やかで知的な印象を与えてくれます。

・露芝(つゆしば)や淡い水玉模様

梅雨を感じさせる控えめな意匠。帯や帯〆・帯揚で取り入れることで、さりげなく季節感を演出できます。

 

雨の日にも気分が上がる小物たち

 

梅雨どきは、無理に出かけようとせず、梅雨の晴れ間を狙ったり、おうちでのきもの時間を楽しむのもおすすめです。とはいえ、雨の日にも心が弾む、きもの用の便利な小物をご紹介します。

 

・草履カバー

お気に入りのお草履を雨から守ってくれる、頼もしい存在。持ち運びもできて安心です。

・鼻緒の柔らかなお草履

足当たりが優しく、長時間歩いても疲れにくいアイテム。

・ストレッチのきいた足袋

動きやすく、梅雨時期にも快適に過ごせます。

・かんざしや髪飾り

紫陽花や露草など、季節の植物をモチーフにしたかんざしで、さりげなく季節を取り入れて。

・着物映えする傘

傘の内側に花模様などが描かれた華やかな雨傘も登場しています。きものとの相性も良く、雨の日の気分もぐっと上がります。

・ほそみ安心ガード加工

雨の日のお出かけが心配な方には、「ほそみ安心ガード加工」がおすすめです。水をしっかりとはじき、汚れもつきにくくなり、安心してきものを楽しめます。詳しくはお店にお気軽にご相談ください。

 

 

気温によって工夫する素材選び

6月は単衣(ひとえ)の時期。暑い日もあれば肌寒い日もあるため、素材選びで快適に。

・通気性のよい麻や綿などは、気温によっては快適に過ごせる素材です。

・絽や紗などの盛夏向けの素材は、まだ早い時期なのでご注意を。

 

『北近畿の花スポット(6月編)』

⚪︎白毫寺(びゃくごうじ)のあじさい園(丹波市)

約1,500株のあじさいが咲き誇る、丹波市の名所。山あいに佇む古刹の雰囲気に、きもの姿はよく映えます。

 

⚪︎大師山自然公園 花しょうぶ園(福知山市)

色とりどりの花菖蒲が約2万本。園内をゆっくりときもので散策できるのは、この時期ならではの贅沢です。

 

おわりに

きものにとっては、難しい時期かもしれません。でも、そんな時期だからこそ、工夫次第で楽しみ方は広がります。雨の音に耳を澄ませ、梅雨の晴れ間に季節の植物を愛でながら、心豊かなきもの時間を過ごしてみませんか?