着物とストレス – 前結びのNPO法人京都きもの塾 和み着つけ教室 | きもののほそみ【公式】

(前結びの着付教室)丹波市・舞鶴市・朝来市・若狭高浜の北近畿エリア 【公式】前結びのNPO法人 京都きもの塾 和み着つけ教室

       
なごみ着つけ教室ブログkitsuke blog
2021/10/15

着物とストレス

皆さん、こんにちは、和み着付け教室の岡本です。

昼間は暑い日がありますが、すっかり秋になりましたね。

秋といえば、運動の秋、読書の秋、食欲の秋といろんな秋がありますが、皆さんはどんな秋をお過ごしですか?

 

丹波は秋といえば丹波栗や黒豆の枝豆、新米など美味しいものがたくさん収穫されるので、私はついつい食べ過ぎてしまっています。

 

以前、着物を着るとストレスが軽減されるということを書いていたので、そのことについてもう少し詳しくお話ししようかと思います。

 

皆さんは、マイナスイオンがストレスを軽減することをご存知だと思いますが・・・

 

着物は正絹のもの、同じく洗える麻、ウール、綿のもの、洗えるポリエステルのものがあります。

 

今回は特に正絹の着物についてお話したいと思います。

正絹とは混じり物のない絹100%で作られた生地のことを言い正絹は本絹(ほんけん)とも言われるそうです。

正絹に使われている絹糸はお蚕さんが作り出す繭からできる糸のことです。

お蚕さんは桑の葉っぱしか食べません。

その桑の葉がマイナスイオンを出すと言われていて、その桑の葉を食べているお蚕さんも同じくマイナスイオンを出すと言われているそうです。

 

お蚕さんは農薬のかかっている桑の葉を食べると死んでしまうことから、無農薬の桑の葉を食べたお蚕さんのみが絹糸を出すということになりますね。

 

それで絹糸で織られた正絹の着物はマイナスイオンを出すので着物を着ることでストレスを軽減されるということになるのではないでしょうか。

 

正絹の着物は呼吸をするとも言いますよね。

 

実際、私の経験なのですが・・・

着物好きのメンバーと忘年会をした後、知り合いのお店でクリスマスパーティーがあるので少し立ち寄ることにしました。

お店に入るとびっくりするくらいたばこの煙で・・・

 

顔を出した手前、直ぐに帰るのも失礼なので着物のままパーティーを楽しもうと・・・

しかし、着物に臭いが付くだろうから正直気が気でありませんでした。

 

洗える着物であればそんなに気にしなかったのですが、当時は着物が呼吸することは全く知らなくて・・・

直ぐに洗いに出さないといけないかなと思っていました。

たばこの臭いだけでなく、お好み焼き、焼き肉などの臭いも髪や洋服に付いて洗わなければ臭いが残りますよね。

その感覚で着物も丸洗いしないと臭いは取れないものだと思っていました。

しかし、調べてみると正絹の着物は呼吸をしているのでしばらく着物をハンガーにかけ風通しの良いところにかけておくと案外気にならないとのこと!

 

半信半疑でしたが、しばらくハンガーにかけ風通しの良いところにかけておいたら、たばこの臭いが染みついていた着物の臭いがほとんど気にならなくなっていました。

 

疑っていたわけではありませんが、この時に『着物が呼吸するって本当なんだ!』と実感しました。

 

正絹の着物だけではなく、麻や木綿なども無農薬のもので織られている着物も正絹ほどではないですがマイナスイオンを出しているそうです。

 

今の洋服の素材は多種にわたっています。

綿、麻、絹などの植物素材、羊毛、アルパカやアンゴラ、カシミヤヤギなどの動物素材など天然素材から出来ている天然繊維や、人工的に作られた合成繊維や再生繊維、半合成繊維などの化学繊維があるそうです。

 

どちらもメリットとデメリットがありますよね。

 

天然繊維は体に優しいですがお手入れが大変で(今は家庭用洗剤とかで簡単にお手入れができるようにもなってきていますが)、化学繊維はお手入れが比較的簡単ですが、静電気が起こりやすく体に溜まりやすいとか・・・

冬場などの乾燥している季節だと体に静電気が帯電していて金属製のドア(車のドアなど)を触ってビリっときた経験は少なからずお持ちだと思います。

 

着物や長襦袢などにも洗える便利なものが今は充実しています。

汗をかく夏場などは家庭でお手入れすると気持ち良いですよね。

冬場もお手入れが楽なので洗える長襦袢を愛用していたのですが、長年愛用していると柔軟剤を入れてお手入れをしていても長襦袢が脚に絡みつくことが増えてきました。

 

講師をしていると着物を着る機会が極端に増え、お手入れが楽な洗える着物や長襦袢は重宝して良いのですが、やはり正絹や麻などの天然素材のものを着ると何となく体も軽いような気がします(あくまでも私の私見ですが・・・)

 

そこで洗える着物も正絹の着物もそれぞれ用途に合わせ着ることを心がけています。

雨が降るときは洗える着物、夏場の汗ばむときも洗える着物。

雨が降る心配のないときや季節によって正絹の着物。

というように・・・

雨が土砂降りでなければ水に強い着物もありますのでそこはその時の気分によって着るものは変えています。

 

そのあたりは皆さんが洋服を選ばれるときと同じだと考えてくださいね。

 

ところで皆さんは着物を作るために必要なお蚕さんの繭はいくつ必要かご存知でしょうか?

一反に必要な繭は約5キロ、3000粒必要だそうです。

 

たくさんのお蚕さんのおかげで絹糸が出来ています。

その絹糸をたくさんの職人さんの手が加わり一枚の着物に仕上がります。

 

世界的に見てもとても貴重な着物がたくさん箪笥の中で眠っています。

このブログを読んでいただいて少しでも着物に興味を持って頂けると嬉しいです。

そしてできれば着物を着てみようと思ってもらえるともっと嬉しいです。

 

そんな時はぜひこちらでお稽古を始めてください。

 

帯の前結びの無料体験、ワンコイン着付け教室などご活用ください。

秋期コースなどコースのお稽古もあります。

また、知らない人やたくさんの人と一緒にお稽古するのは恥ずかしいと思われる方にはプライベートレッスンもお受けしております。

 

詳しくはこちらから

 

気軽にお問合せください。

お待ちしております。

お申し込みは和み着付け教室のホームページからでもお電話、店頭からでも受け付けております。

体験の【ご予約】はこちらから

【お問い合わせ】はこちらから

和み着つけ教室では、丹波市・丹波篠山市・養父市・朝来市・多可郡・綾部市・

小浜市・敦賀市・豊岡市・福知山市・宮津市・舞鶴市・高浜町・おおい町・若狭町・美浜町・南丹市の方々の

着物を自分で着れるようになりたい方!のお手伝いをさせて頂いております。

みなさまのご来店をスタッフ一同、心よりお待ちしております

--------------

和み着付け教室
(ゆめタウン教室) TEL0795-82-7000(営業時間10:00~20:00)
【開講日】 [水] 14:00~ / 18:00~ [土] 14:00~ / 18:00~ [日] 10:30~

(舞鶴教室) TEL0773-78-3405(営業時間10:00~19:00)火・水・木定休日
【開講日】 [金] 14:00~

(和田山教室)  TEL0795-82-7000(営業時間10:00~20:00)
【開講日】 [金] 18:30~ [土] 14:00~

【きものクリーニング】はこちらから

きもののほそみ【振袖】はこちらから

--------------

『@着物』にも紹介されています