秋といえば七五三のお参り 七五三の着物について – 前結びのNPO法人京都きもの塾 和み着つけ教室 | きもののほそみ【公式】

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2023/09/18

秋といえば七五三のお参り 七五三の着物について

こんにちは
きもののほそみの栂井です。
虫の音に秋を感じるこの頃です。

 

9月は、まだまだ暑い日も多いので
単衣のきものが活躍しますが
単衣でも春に着る色合いと
秋に着る色合いは違います。

きものの色も秋を感じる色合いを選びたいですね。

 

食欲の秋、行楽の秋、
行先に応じてきものを選ぶのも
たのしみの一つですね

 

 

 

また、秋は七五三のお参りで
ご家族できものを着る機会も増えます。

 

きもののほそみの店舗にも
子どものレンタルきものが並び
足を止める人が増えています。。

 

今日は七五三のきものについてのお話をします。

 

七五三はのお祝いは、
室町時代におおよその形が整い
江戸時代になると、それぞれの年齢に合わせた
お祝いの儀式が、毎年11月15日に
行われるようになったそうです。

 

 

一般的には、男の子が5歳の年
女の子が3歳と7歳の年に祝われていますが
地方によっては男女とも、
7歳、5歳、3歳で祝うところもあるようです。

 

満年齢
(生まれた日を0歳として、誕生日ごとに1歳加える)か
数え年
(生まれた日を1歳として、元旦事に1歳を加える)
どちらでお参りするか、

 

現在では「満年齢」で数えるケースが
一般的になっているようですが
どちらで数えても構わず、
お子様の成長に合わせて選ぶといいようです。

 

七五三のお参りは、
一般的には11月15日ですが
この前後は神社が大変混雑したり、
親御さんのお仕事の都合もあり
近年では11月15日の前後1,2か月の間に
参拝する方が多いようです。

 

子どもの祝い着ですが、
3歳の女児は「三ツ身」のきものを着ます。

 

3歳のお祝いは初めて髪の毛を伸ばす
「髪置きの儀」と言われています。

 

 

まだ小さいので、
きものを着て苦しくならないよう
被布を着せます。

 

また、

きものをきる際には寸法を合わせる

下準備が必要になりますので気を付けてください。

 

宮参り着(一つ身:赤ちゃんから2歳くらいまでの
幼児用のきもので小裁ちとも言います。)を
3歳のお祝い着に使用する場合は
肩揚げ、身揚げ、半襟付け、紐位置付け直し、袖口止め
(または丸み付け)が必要です。

 

きものの上に被布を着せて、
足袋、草履、髪飾り、巾着を準備して
出来上がりです。

 

お持ちのきものを使用される場合は当店でも
お直しができますので
きものと襦袢をお持ちになって
子供さんと一緒にご来店いただけると
サイズを測らせていただきます。

 

遠方で一緒に来られないかたもおられるので
測り方も記載しておきます。

 

きものと襦袢の

裄(手の長さ)と
着丈(きものの長さ)を調整します。

 

①肩揚げ

手の長さに合わせて
裄(ゆき)を測り肩揚げをします

 

裄の測り方は
首の後ろの中心にある骨から、
手のくるぶしまでの長さを測ります。

 

②身揚げ

身長に応じて身丈を調整します。

 

身丈の測り方は
測り方はしっかり背を伸ばし
首の後ろの中心にある骨から、
足のくるぶしまで測ります。

 

三つ身

三つ身も小裁ちで、
2歳~4歳くらいまでの子ども用です。
身丈の3倍の布で身ごろを作るのでこの名があります。

 

一つ身に比べて
後ろ幅、前幅、衽幅の釣り合いが
よく取れていますが
身幅が少し狭くなるため、
着る期間が短くなります。

 

主に三歳のお祝い儀や晴れ着として用いられます。

 

 

 

5歳の男児は「羽織袴」
5歳のお祝いは男の子が初めて袴を履く
「袴着の祝い」と言われています。

羽織りを着て袴で凛々しく
草履、足袋、お守り袋、せんす、懐剣で
出来上がりです。

 

男児も体格に応じてお直しが必要です。

 

7歳の女児祝い着は
体格によって「四ツ身」か
「本裁ち四つ身の振袖」を用意します。
四つ身は4歳~5歳くらいの子供用のきものです。

 

1反の半分、または3分の1の布を用いて裁ちます、
これを中裁ちと言います。

 

身丈の4倍を身頃幅として、
後ろ幅から衿を取ります。
前身頃をつまみ縫いして、
衽の形だけを作ります。

 

子供の成長に合わせて、
肩揚げ腰揚げをして、丈や幅を調整します。

7歳のお祝いはつけひもを外して、
初めて帯を結ぶ「帯解きの祝い」です。

 

おはしょりを取ったりと
一歩大人の着付けに近づいています。
色柄の華やかさ、帯締め、帯揚げをするのは
大人と変わりませんが、
肩揚げ、筥迫、しごきは
子供の祝い着ならではのものです

 

そして、
お母さまやお祖母様も七五三には
お子様と一緒にきものをお召いただきたいです。

 

きもののほそみでは、
子ども、大人にかかわらず
レンタル着物もご用意しておりますので
お着物をお持ちでない方も
お気軽におたずねください。

 

また、七五三のために
ご自分で訪問着を着たり
子どもさんに着せたり
できるようになるのも夢ではありません

自分で着るため目標をもって参加される
お母さま方もいらっしゃいます。

 

きもののほそみでは
前結びの着付け教室を開催しております。
お試しの体験会もありますので、
お気軽にお問い合わせくださいね。