帯の種類・長さについて – 前結びのNPO法人京都きもの塾 和み着つけ教室 | きもののほそみ【公式】

(前結びの着付教室)丹波市・舞鶴市・朝来市・若狭高浜の北近畿エリア 【公式】前結びのNPO法人 京都きもの塾 和み着つけ教室

       
なごみ着つけ教室ブログkitsuke blog
2023/03/06

帯の種類・長さについて

こんにちは
きもののほそみの栂井です。

 

桜の開花がもうすぐそこにきているような
穏やかな日が続いています。

 

和み着付け教室では
2月から体験会に参加してくださる方も増え
そのまま入会して
お稽古を始められている方が
数名おられます。

 

思い立ったが吉日ですね
まずは体験会からご予約ください

 

体験会では袋帯を使って
体験していただくのですが

袋帯とはどんな帯ですか?

との質問をいただくことがありますので
今回は、

帯の種類と仕立の種類について

書いてみました。

 

室町時代から発達してきた帯は、
時代とともに
変化しているようです

 

現在、主に使用されている
4種類の帯をご紹介します。

 

 

  • 袋帯

 

もっとも一般的なフォーマル帯

丸帯に代わって
明治時代以降に考案された袋帯は、
正装用の帯として用いられてきました。

 

袋状に織られていることから袋帯と名づけられ
現在では表地と裏地を別々に織って、
両端をかがったものが多くなりました。

 

そのかがって作られた帯を
「縫い袋帯」

そして、袋状に織られた帯で
縫い目の無いものは
「本袋帯」

と呼びます。

袋帯は一般的に幅8寸2分(約31cm)
長さ1丈1尺(約4m20cm)以上で
織られています。

この長さがあることで、
2重太鼓や変わり結びができます。

 

この袋帯は金糸銀糸を用いた正装用のほか、
金銀を使わずに色糸だけで織り出した
洒落袋帯があります。

  • 名古屋帯(九寸帯)

    利用範囲の広い洒落着用の帯

 

大正時代に考案されてから
女性に親しまれてきた帯です。

 

仕立てる前の幅が9寸(約34cm)
なので九寸帯、九寸名古屋とも呼ばれます。

 

大正時代に名古屋の女学校の創始者が、
日常に締めていて商品化されたものなので
この名がついたそうです。

 

仕立てる前の長さは
1丈2尺2寸(約4m63cm)程度あります。
反物のように丸巻きの状態で販売されています。

 

途中になりますが、
名古屋帯の仕立て方
3種類もご紹介します。

 

名古屋仕立て

一般的な名古屋帯の仕立て方
手先から胴に巻く部分を半分に折り、
お太鼓部分を8寸幅に仕上げる。

 

帯幅が固定されているので初心者には
扱いやすい仕立て方です。

 

松葉仕立て

名古屋帯の仕立て方の1つで
て先だけを半幅に折って仕立てます。
着付けの際に
前幅の調整(幅だし)ができます。

 

 

鏡仕立て

額縁仕立てとも呼ばれます。
帯の前幅を好みの幅にできる
上級者向けの仕立て方
松葉仕立て、鏡仕立ともに、
背の高い方にも向く仕立て方です。

 

名古屋仕立ての名古屋帯をお持ちの方が
圧倒的に多いと思いますが、
自分で帯び結びができるようになると
仕立て方も選びたくなりますね。

 

  • 袋名古屋帯(八寸帯)

    芯なしでかがるだけの手軽な帯
    京袋帯とも呼ばれることがあります
    (店頭に並んでいるWA・KKAの帯がそうです)

 

袋名古屋帯には、いくつも名称があり、
八寸帯、八寸名古屋帯、かがり帯などと呼ばれます。

 

名古屋帯と同じように、
仕立をする前の帯は
丸巻きで販売されています。

 

綴織、紬、博多織など厚地の織物なので、
仕立てるときは帯芯を使いません。

 

「袋」という言葉がついていますが
袋帯と名古屋帯の良いところをとった
という意味です。

 

袋名古屋帯は袋状には
なっておらず一枚仕立ての帯です。

 

昭和初期に考案され、
軽さと締めやすさで人気になり普及したそうです。

 

 

名古屋帯は仕立てる前の幅が9寸
袋名古屋帯は8寸、
袋名古屋帯の帯幅は仕立てる前も仕立てた後も
8寸(約30cm)です。

 

また、名古屋帯には染め名古屋と
織り名古屋があり
季節によって素材を変えて楽しめます。

 

 

 

  • 半幅帯

帯結びが楽にできて身近に楽しめる幅の狭い帯
帯幅は時代ともに変化してきました。
十二単に用いられたのは2寸幅(約7.6cm)
能装束の帯び幅は3寸(約11.4cm)
江戸時代中期から次第に広くなり、
明治には8寸幅が主流になりました。

 

一般的には8寸幅以下の帯を細帯や
半幅帯といいます。

 

幅の狭い帯のことですが、
帯幅は半幅帯と呼ばれる
4寸幅(約11.2cm)のほか、
6寸(約22.8cm)や3寸幅なども
あります。

帯の素材によって、
浴衣から小紋、紬、無地など
身近な帯なのでおきものを
普段着として楽しまれる方にはおすすめの帯です。

 

 

和み着付け教室では
式事で着用する袋帯(二重太鼓)からお稽古します。
その後、名古屋帯、半幅帯とお稽古できますので

お手持ちの帯はどの帯なのか?
持っているどのきものに合わせればいいの?
どんなところへ結んでいけるの?

など
お稽古しながら先生と一緒に確認できます。

 

タンスの中に眠っているおきものや帯を
活用してお稽古してくださると嬉しいです。

 

 

____________________________

着付け教室無料体験会については

お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

着付け教室では長襦袢の着方、補正の仕方なども

させていただいております。

まずは無料体験会からご参加くださいませ!!

復習をご希望の方もお気軽にご連絡くださいませ!

ゆめタウン店 TEL:0795-82-7000

舞鶴店 TEL:0773−78−3405

 

 

きもののほそみでは、

丹波市・朝来市・舞鶴市・高浜市にて

前結びの着付け教室を開催しております。

詳しくは、お問い合わせくださいませ。

 

 

丹波ゆめタウン店会場・朝来市玉置公民館会場

TEL:0795−82−7000
(営業時間10:00~20:00)

 

 

舞鶴会場

TEL:0773-78-3405
(営業時間10:00~19:00)火・水・木定休日

 

 

高浜会場

TEL:0773-78-3405
(舞鶴店へお問い合わせ下さい)

 

 

お問い合わせはこちらから