私ときものの出会い・・・ – 前結びのNPO法人京都きもの塾 和み着つけ教室 | きもののほそみ【公式】

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なごみ着つけ教室ブログkitsuke blog
2022/03/21

私ときものの出会い・・・

こんにちは初めてブログを担当させていただきます

和み着付け教室の栂井美佳です。

 

今日は初めてなので

私ときものの出会いを書かせていただきます

私は昭和39年生まれの 昭和世代

きものの記憶として一番鮮明なのは

幼稚園の入園式。

 

臙脂色の鮫小紋の着物に黒の絵羽織を着た母と

赤と白の可愛いデイジーの花が並ぶ花壇の前で

並んで写っている写真が一番に頭に浮かびます。

 

アルバムにも残っているからでしょうか?

今でもデイジーの花を見るたびに

母のきもの姿が蘇り暖かで幸せな気持ちになります。

時代は令和になり黒絵羽は見かけませんが

羽織やコートも着丈が長くなり作られる方も

この頃は増えてきています。

 

ちなみに母の着ていた黒絵羽織の柄があまりに可愛いので

当社のお手入れ会で相談して名古屋帯にしてもらいました。

羽織の背中の柄は帯のお太鼓の柄に

お腹にも柄が入るように仕立て変えして着用しています。

母の思い出とともに残すことができた

お気に入りの一本です。

〔講師紹介で私が結んでいる黒い帯がそれです〕

https://www.hosomi-cleaning.com/

(ご相談があれば是非きもののほそみのお手入れ会へ)

 

そして、

就職する頃には母の勧めで茶道を習い始め

仕事帰りの金曜の夜はお稽古日

先生が用意してくださる

今まで見たこともないような

美しくて美味しい和菓子をいただいて

帰りには一緒に習っていた幼馴染ともおしゃべりができ

通うのがとっても楽しみでした。

そして、きもの好きの母のことです。

お茶会があると季節に応じたきものが必要になり

母は私の為に、正絹より安価な洗える着物

東レシルックの小紋を用意してくれました。

〔お店にも有りますよ〕

先生と行くお茶会には必ず着物を着用するようにと言われ

その頃の私は着付けなどできるわけもなく

頼んで着せてもらうばかり。

着付けより茶道のほうに一生懸命だったようです。

 

そして19歳に・・・

私は振袖選びの為に母の知る

小さな呉服屋さんに連れて行ってもらいました。

当時は反物で振袖を見せてもらい

母とお店の人が選んでくれました。

私に似合うのか、良いのかもわからず

今のようにトータルコーディネートで選ぶなんて

知ることもなく

そういう時代だったのでしょう。

 

いえ、着て選べるお店もあったのかもしれませんが・・・

私自身は、振袖にあまり良い思い出はありませんでした。

今思えば母は娘の為にと精一杯のことを

してくれていたのに…

 

そして、振袖の次は紋付〔喪服〕

まだ嫁入りが決まる前から年頃になると

母は必要になるからと喪服〔紋付〕の採寸に行くので

一緒に呉服屋さんに行こうと

その頃の私は遅い反抗期?

喪服〔紋付〕なんて要らない

と母に言ったのを今でも覚えています。

今となれば

母に感謝の思いしかありませんが・・・

 

その母も3年前に亡くなり、

母の葬儀に喪服〔紋付〕を着た際

黒のお草履の裏がはがれてしまい

慌てて買いに走りました。

紋付は自分を見送るときに着てもらうために

母は作ってくれたのだと思うと

私は要らないといった

この喪服〔紋付〕を着なければ、

という衝動に駆られたのを思い出します。

旅立ちのとき

敬意を持ってお見送りする習慣は

古くから伝わる日本人の心だと思います。

 

当社でも会長が喪服〔紋付〕のお話をされますが

心を形で表すのが喪服〔紋付〕であると・・・

本当にそう思います。

 

今年の冬は義母の葬儀で母の作ってくれた喪服〔紋付〕を

着てお見送りすることができました。

 

そんなわけで

私はなぜかきものの道に引き寄せられるように

なっていきました。

それは、きっと母の着物姿が幼い私の脳裏に

ずっと記憶として焼きついているからではないかと

思えてなりません

実際にお客様からも

母が着物好きで・・・とか

母の着物姿を今でも覚えています。

そのような声をお聞きすることがあります。

不思議ですね

そして、

ひょんなことから私は着付けを習うようになりました。

というのも

同じ宿舎の5階の奥様が着付けの先生をされており

私は子供の入学式など、自分できものがきれると

人に頼むこともないし、家から着て出られるし

荷物少なくて済んで移動が楽だし、時間短縮になる

そして、何より経済的と思ったから・・・

と現実的な考えを持っていました。

幸い、同じ宿舎の5階の方が着付けの先生をされており

着付け習ってみない?

とお声を掛けていただき

これはチャンスと思い

子供が幼稚園に行って入る間に

同じ宿舎の方と2人で習い始めました。

習ったのは後ろ結びでしたが・・・

これもご縁ですね

そして、学院まで実践テストとペーパーテストを

受けに行ったのを懐かしく思い出します。

 

自装のデビューは主人の弟の結婚式

黒留袖でした

重たくて、比翼があり、

なかなかうまく着ることができず

式当日まで

先生に何回も特訓していただきました。

 

その後は子供の入学式、卒業式など

機会があるごとに

母の持たせてくれた着物を

好きなときに自分で着物を着て行けるようになり

子供たちも式といえば

私は着物を着てくるぞと

思うようになっていました。

残念ながら私、男の子2人の母ですが・・・

 

女の子がいれば振袖を一緒に見に行きたかったなぁと

思います。

でも、きもののほそみに入社してからは

お振袖選びのお手伝いもさせていただいているので

本当に幸せです。

 

それから、きもののほそみでは

全員が前結び着付けを習得するようになり

京都や大阪の先生の元に習いに行かせていただきました。

 

最初は後ろ結びとこんがらがったり

手順がなかなか覚えられず

悪戦苦闘しましたが、覚えてしまえば簡単。

あとは忘れないように

どんどん着物を着ること

私も着ないと帯結びなど忘れてしまうので

いろんな種類の帯結びをするように心掛けています。

何よりも

忘れないのは着るのが一番。

当社の和み着付け教室の終了後も

和みの会でのお出かけや

近場でのランチを計画しております。

一緒にお稽古やお出かけする

仲間もできて楽しいですよ。

 

お出かけ会の情報はこちらから

https://kikataclub.com/odekake

 

そして、なにより

前結びの帯結びは

お太鼓の柄あわせが前でできるので

とても見やすく

やりやすいのが特徴で

着物の着付けもベルト3本だけて着ます。

 

前結びとは…

https://kikataclub.com/maemusubi

 

そのため

締め付け感がなくてお腹一杯食べても

長時間着ていても楽に過せます。

そして何より道具が少ないので

持ち運びも便利です。

 

無料体験会はこちらから

 

後ろ結びと前結び

どちらも知っているので違いもよくわかります。

何でも聞いてくださいね

 

というわけで

つたない

初めてのブログにお付き合いいただきまして

ありがとうございました。

 

和み着付け教室へのお問い合わせ、無料体験会、

ご参加も心よりお待ちしております。

 

きもののほそみでは、

丹波市・朝来市・舞鶴市にて前結びの着付け教室を

開催しております。

詳しくは、各会場にてお問い合わせくださいませ。

 

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