きものの柄・魅力
こんにちは
きもののほそみの栂井です。
春がもうすぐそこなのに
いつまでも雪の心配をする今日この頃です。
春が待ちどおしいですね
私は梅の花が大好きです。
丸くて可愛い梅の花は
見ているとほっこりとします。
先日テレビを見ていると
大阪城公園の梅林の開花情報が
ニュースで流れていました。
今が見頃との事
古くから伝わる梅の観賞方法として
「探梅」 「賞梅」 「送梅」と
段階を踏んで変化を楽しむ方法があるそうです。
「探梅」は
１月に入ると、早咲き品種の梅を探して楽しむ
「賞梅」は
１月下旬頃から梅林の見頃期
梅干にもよく使用される南光梅など
有名品種が華やかに彩ります。
「送梅」は
２月下旬頃から遅咲きの品種
豊後や武蔵野が３月中旬まで楽しめるようです。
梅の花は３月頃と思っていたのですが
実は１月から咲いているのですね。
大阪城公園梅園ではたくさんの品種の
梅の花が観賞できるようです。
きものを着て梅の花のお花見もいいですね。
今日は、きものの柄についてお話します。
きものの柄にもお花は用いられますが
梅の花はきものや帯どちらにも
よくみられる柄の一つです。
私は梅の柄、そして、松葉の柄も好きで
松葉の刺繍の入った付け下げを作っています。
その時は、
柄と色と相良刺繍に魅了されてしまいました。
そして、紅梅白梅の柄の帯も一目ぼれでした。
なぜか琳派の柄に惹かれます。
女性はきものの柄に魅力を感じ求めることが
あるようです。
私だけでしょうか？
訪問着は誰が袖（たがそで）の柄を・・・
お嫁さん用に少し華やかな訪問着をと思い
自分も兼用で着られるように求めました。
考えてみれば、柄に魅了されて選んだものが
あると思いあたります。
このように、きものや帯の柄は
人を魅了するときもあります
柄には意味があり
その意味を知ることで愛着を感じたりと
楽しみ方、選び方は人それぞれだと思います。
ちなみに梅の文様は、厳しい寒さの中、
いち早く花を咲かせ、実をたくさん付ける梅。
忍耐力や生命力、子孫繁栄の象徴とされ、
新春を代表する吉祥文様。
そして、松葉柄は、
落ち葉になっても二つの葉の元がしっかりと繋がり、
離れ離れになることの無いという意味があり、
縁起物の柄です。
離れ離れになることがないという
意味もあることから、夫婦円満の意味もあるようです。
また、きものの柄には動物の柄もあります。
今年はうさぎ年です。
うさぎの柄もおきものや帯に良く見られます。
うさぎは繁殖力が強く子孫繁栄の願いと、
飛び跳ねる＝飛躍、子沢山、豊穣、子孫繁栄の象徴
とされ長い耳は福を集めるといわれます。
うさぎのように前を向いて明るく前を向いて
進んでゆきたいものです。
うさぎ柄のきものを着たり、帯を結ぶと
元気になるかも・・・ですね。
皆さんも着物の柄の意味を知ると
また違った楽しみ方ができます。
それに、
選んだ人に聞いてみるというもの
楽しみの一つです。
会話が広がるチャンスです。
タンスの中に眠っているきものの柄を
見てみませんか？
こちらの記事も読まれています。 ▶きものの半衿の種類・季節などについて ▶ちょっとしたおでかけのきもの選び
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