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2022/10/20

結婚式にはどんな着物を着る??

みなさん、こんにちは。
きもののほそみ舞鶴店の細見です。

 

すっかり秋らしい気候になり朝晩が冷え込むように
なりましたね。

 

10月11月といえばお着物が着やすくなる季節。
そして、式事が多い季節でもあります。

結婚式・お宮参り・七五三・・・

たくさんお着物を着る機会がある「秋」

 

 

最近の結婚式は、一流ホテルや結婚式場と違い

レストランウェディングやカジュアルウェディングなど

様々な形で行われております。また、招待状には

平服でとの場合も多いように聞きます。

着物はコーディネートによって、格調高く着ることも

少しカジュアルに着ることも出来る優れものです。

 

そんな今日は、【結婚式で何を着ていけばいいか】について
お話していこうと思います。

 

 

結婚式で着物といえば

【留袖】

を思い浮かべる方が多いと思います。

 

・留袖

既婚女性の第一礼装です。もっとも格式の高い着物になり、新郎新婦の母親・祖母
また仲人夫人として参加される場合に着用していただける着物です。
帯は金・銀・白の地色に重厚感のある袋帯を
小物は金・銀・白の礼装用を合わせて、半衿・長襦袢・足袋は必ず白にしましょう。

 

 

では、「留袖を着る立場では無いけれどせっかくなら着物を着て参列したい!」
という方はどのような着物を着るのが良いのでしょうか?

 

こちらの表をご覧ください。

 

 

 

・色留袖

 

五つ紋を付けて比翼仕立てにすれば黒留袖と同格の装いで礼装になりますが
最近では着用の幅を広げるために準礼装にすることも多くなりました。
この場合には、比翼仕立てにはせず薄い色の重ね衿でオシャレを楽しむことが
できます。五つ紋付きで装う場合には合わせる帯や小物は黒留袖に準じますが
準礼装として装うならば、品の良い淡い色の小物を合わせると良いでしょう。

 

・訪問着

華やかさと品格を併せ持つ訪問着は、留袖の次に格があります。
「絵羽模様」になるのが特徴です。結婚式など改まった場面では、重厚感のある
袋帯に金・銀・白の小物を合わせて格調高く装います。
パーティなど華やかな場面ですと、お好みの袋帯を合わせても良いと思います。
一般的に訪問着には紋は付けません。

 

・色無地

地紋のあるなしに関わらず、白生地を一色に染めた着物を色無地といい
結婚式はもちろん、パーティーや各式典まで幅広く着回し出来る着物です。
一つでも紋が入れば無紋の訪問着よりも格上になり、紋を入れなければ
オシャレ着感覚でも着ることが出来る万能な着物です。
用途を広げるために、紋を入れないか、一つ紋を入れて帯で格調を整えるのが
最近の主流です。華美を避けるお茶席の着物としても古くから茶人に好まれ
色や紋により慶弔両用も可能となります。

 

・付け下げ

付け下げは、戦時中に華やかな訪問着が禁止されたため簡略化した着物として
考案されたものです。絵羽模様ではなく、背縫いで模様は繋がっていません。
控えめで柄の種類も多く茶人や着物通の方に好まれています。
合わせる帯次第で訪問着のように披露宴やパーティーに、小紋のように観劇や
オシャレ着としても着られるため、一枚あると大変重宝します。
一般的には紋は付けませんが、
付ける場合は縫い紋の一つ紋がふさわしいでしょう

 

・小紋

型染めを繰り返し模様が染められた小紋は、洋服でいえば
シルクのワンピースです。合わせる帯によってカジュアルにもよそゆきにもなります。
可愛らしい飛び柄に、染め名古屋帯や袋名古屋帯を合わせればカジュアルに。
吉祥文様や王朝文様などの総柄小紋に格調高い文様の織りや染め名古屋帯を合わせれば
平服指定の友人の結婚披露宴などかしこまり過ぎない場面で着ることができます。

 

このように、結婚式に参列されるお立場によって着ていくきものが変わります。
合わせる小物によっても変化を出せれるのでとっても万能です。

また、細かい部分などわからないことがありましたら
お気軽にスタッフまでお問い合わせくださいませ。

 

ご年齢問わず着ていただけるのでぜひ、お祝いの席にはきものを着てくださいね。

 

こちらの記事も読まれています。 
▶きものの半衿の種類・季節などについて
▶着物の種類について 礼装・準礼装・普段着とは

 

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